RoHS指令の対象製品、及び適用除外は何か!

*RoHS指令は、ほとんどの電気電子製品が適用範囲になるが、いくつかの適用除外の製品がある。
*「RoHS指令の適用対象の判断」は下図のようになる。


図.RoHS指令の適用対象の判断
図.RoHS指令の適用対象の判断

1.EEEについて:RoHS指令の第3条(1)、(2)、(5)に記述されている。
(1) 「電気・電子機器」または「EEE」とは、正常に動作するために電流または電磁界に依存する機器、およびそのような電流および電磁界の生成、伝達、測定のための機器で、交流では1,000ボルト、直流では1,500ボルトを超えない定格電圧で使用するように設計されたものをいう。
(2) 第1項において、「依存」とは、電子機器に関して、少なくとも1つの意図された機能を果たすために電流または電磁界を必要とすることをいう。
(5) 「ケーブル」とは、定格電圧が250ボルト未満のすべてのケーブルで、EEEをコンセントに接続するため、または2台以上のEEEを相互に接続するための接続部または延長部として機能するものをいう。

*2.適用除外製品について:RoHS指令の第2条4項(a)~(j)に記述されている。
・第2条4項の規定:この指令は下の機器は適用しない。
(a) 加盟国の安全保障上の本質的な利益を守るために必要な機器(特に軍事目的の武器、軍需品、戦争材料を含む)。
(b) 宇宙に送り出すことを目的とした機器。
(c) この指令の範囲から除外されているか、該当しない別の種類の機器の一部として特別に設計され、設置されることになっている機器で、当該機器の一部である場合にのみその機能を果たすことができ、同じ特別に設計された機器でのみ交換することができるもの。
(d) 大規模な固定式産業用ツール。
(e) 大規模な固定設備。
(f) 人または物品の輸送手段。ただし、型式承認を受けていない電動二輪車を除く。
(g) 専ら業務用に使用される非道路用移動機
(h) アクティブな埋め込み型医療機器
(i) 公共、商業、工業、住宅用の太陽光からエネルギーを生成するために、専門家が設計、組み立て、設置し、定められた場所で永続的に使用するシステムで使用することを目的とした太陽光発電パネル。
(j) 研究開発のみを目的として設計され、企業間取引のみで提供される機器。


*表.RoHS指令の適用製品とカテゴリNo(付属書Ⅰによる)
RoHS指令の適用製品とカテゴリNo


・尚、詳細はRoHS指令の原文を本サイト「便利リンク」ページ3項(3)RoHSより、参照ください。

日本企業は欧州内に認定代理人の設置が必須になる! 2021年7月16日から

・「市場監視と製品のEU法遵守」に関する法律:Regulation (EU) 2019/1020を公示しました。
・適用は「2021年7月16日」から、即、有効になります。


*重要点は、「欧州に支店等などがない第三国メーカ」は、認定代理人を置かないと、輸出できなくなることです。
・第三国メーカ(EU以外のメーカ)
は、EU内に認定代理人と契約する必要がある。
・インターネット販売している企業も、同く必須です。


EU認定代理人
図.EU内の製品の法遵守と市場監視強化によるEU認定代理人の設置


*EU認定代理人の定義:
 ・「認定代理人」とは、EU域内で設立された自然人または法人で、関連するEU調和法または本規則の要件に基づく製造者の義務に関して、特定の業務を代行するよう製造者から書面による委任を受けた者をいう。
この法律(規則)のURL

REGULATION (EU) 2019/1020 OF THE EUROPEAN PARLIAMENT AND OF THE COUNCIL of 20 June 2019
:「(製品の市場監視と製品の法令遵守に関する指令(2004/42/EC) の改正」

半導体工場火災を防ぐために、装置の安全性規格への適合を確認しよう!

*最近、半導体製造工場で火災事故が2件発生しています。
・原因は、過電流に対する保護機能の不備と、発火時にプラスチック材への延焼で、燃え広がったとの情報があるようです。
・過電流による発火の例
過電流による発火


*この様な事故を起こさないために、半導体製造装置の安全規格である「IEC 60204-33規格」の要求事項に適合させることは、事故防止に効果があると思われます。


・この規格には、今回の原因である過電流保護の保護を設けることが「7.2項.過電流保護」に記載されています。
・又、この規格では「その他の各種危険」について、「保護の要求」も記載されています。


*今後も同様な事故を防ぐために、すでに稼働中の「現状機の過電流保護」の「有無と有効性」について、見直しましょう。


*参考:
・半導体製造装置の安全規格(IEC 60204-33)の体系図→役立資料ページ
・家電品の火災事故では下の情報があります。
 Which Causes Most Fires? Washing Machines, Irons or Tumble Driers?(出火件数が多いのは?洗濯機、アイロン、タンブル乾燥機?)
火災事故対応で見るルネサスの大きな変貌.
・その後:ルネサス那珂工場、電源盤から煙…今月17日に一部再開したばかり


「CEマーキング取得」オンラインセミナー(ご案内):2021年5月17日(月)

 

*「CEマーキング対応」のWEBセミナーを「2021年5月17日(月)」に開催いたします。


*「CEマーキングのために、何をしなければならのか」が分かります
・コロナ後のためにも、海外にも輸出できる「グローバル製品化」の流れを習得しよう!

WEBオンライン・セミナー


*CEマーキング対応セミナー..

1.開催日等
 *主催:株式会社情報機構
 *日時:2021年5月17日(月)12:30-16:30
 ・セミナー方式:ZOOMによるオンラインセミナー
 *表題:CEマーキング対応セミナー~CEマーキングの実践法を理解して、グローバル製品を開発する~.
 *申し込み先: 上記のオンラインセミナーのページ
2.特徴
 ・CEマーキング取得の実践の流れがわかる内容です。
 ・概要と実践法について解説します。
 ・これから、CEマーキング製品を開発する方に役立つ内容です。
 3.セミナー項目
  1. CEマーキング制度の概要
  2. CEマーキング対応の手順
  3. 低電圧指令等の整合規格の調べ方(一例)
  4. グローバル製品安全の考え方
  5. リスクアセスメント
  6. 適合宣言書(DoC)と技術文書(TD)
  7. 最近の状況
  8. まとめ(CEマーキング対応の効果)
  9. ESTCJ(EMC&Safety/CEサポート)の紹介

4.本ページを見られた方(割引のご案内)
*本WEBのお問合せから、「CEマーキングセミナーの割引希望」と、ご連絡いただければ、「割引のための記載内容」を連絡します。
尚、割引は以下になります。
・受講料より10,000円引(税込).


*ご検討の上、是非、申込みをお願いします。

EMC指令の整合規格リストが更新されています!2021年3月15日

*2021年3月15日に、CEマーキングのEMC指令の整合規格リストが更新されています。
・主な規格の更新は下表の通りです。
・2021年3月15日から有効で移行期間になります。
・IT機器、AV機器において重要な規格の置換えです。
・「2022年9月16日までに、置換える」必要があります。


表.2021年3月15日 EMC指令整合規格リストの更新
EMC整合規格リストの更新:2021-3-15


*関連情報:COMMISSION IMPLEMENTING DECISION (EU) 2021/455 of 15 March 2021

圧力機器指令(PED)の適用範囲機器とはどんな機器か!

*EU指令の一つであり、圧力機器に対する安全性を要求している法律である。


1.圧力機器指令(PED)の適用範囲の可否
下図の1~3により、適用範囲を判断します。
圧力機器指令(PED)の適用範囲の可否
図.圧力機器指令(PED)の適用範囲の可否


2.圧力機器指令(PED)の圧力機器とはどんな機器か
本指令では次の(1)~(5)が圧力機器です・
・(1)容器(Vessel)、(2)配管、管類(Piping)、(3)安全用付属品(Safety Accessory)、(4)圧力用付属品(Pressure Accessory)、(5)個別の圧力機器を組合せた圧力機器
・下の3項(対象外の圧力機器)は含まれない。
表1.圧力機器の種類と定義
表.圧力機器の種類と定義


3.圧力機器指令(PED)の適用対象外機器
下表2の(1)~(3)(対象外機器)の機器は適用範囲外になる。
・下表2の(2)のカテゴリの可否は指令の付属書Ⅱの各図から判断する。
表2.圧力機器指令(PED)の適用対象外機器
圧力機器指令の適用外機器


 

初めて製品をCEマーキングに適合させるために、重要なことは何か!

・初めての、海外向け製品の開発においては、規格適合が必須になる。
・この適合のために
、実施しなければならない「重要な作業」がある。


*「初めて規格適合が必要になった製品」は、「実績製品のモデルチェンジなどの製品」の場合とは違う。
・下図の(1)~(4)ように、行わなければならない作業が、発生する。

・Aは「初めて規格適合が必要になった製品」で、特にCE・IEC・ISO、UL等などの特に規格に適合・評価したことがない製品の作業です。
・Bは、既に、各国の規制や、規格に適合実績のある製品において、次のモデル変更などで、適合が必要になった場合の作業です。
図.初めて規格適合が必要になった製品の必須な作業と流れ
図.A
初めて規格適合が必要になった製品とB実績製品モデルの更新の場合の作業


*A、B共に、重要な作業(1)、(2)、(4)について
(1)適合設計前の作業
・LVD、EMC規格を元に、対象製品における適合性のチェックし、不適合な箇所を洗い出す
・具体的な改善案を策定する
(2)適合設計作業
・不適合箇所の改善を盛り込んだ設計を実施する
・適合設計後、改善漏れがないかを再び、設計レビューする
(4)試験作業
・試験時における試験構成、試験時動作モード、誤動作判断等を決定したテストプランを策定する。
・試験時に必要な関連機器、動作プログラムなどの準備する。


・通常、Aの「初めて規格適合を要する製品」は、今まで特に規格を考慮していないため、そのままでに試験にパスすることは困難です。
・即ち、上図Aの(1)、(2)、及び(4)の作業を実施しないで、取り敢えず、受験すると、結果は予定外の
費用と期間が、2,3倍掛かることになる。
従って、Aの(1)適合設計前の作業、(2)適合設計作業、又、(4)試験作業(試験前の試験プラン策定や、試験準備作業)を確実に実施することが、最短ルートになる。
・B「実績製品のモデル更新製品」の場合は、既製品で実績があり、Bの(1)、(2)を実施することにより、より確実な達成が可能になる。


*従って、CEマーキング取得の実施においては、当方のような専門家(LVD/EMC)のサポートを受けると費用抑制と取得がスムーズに進捗します!
①製品の規格をよく理解しており、該当規格を選定できる。
設計時点から不適合内容をチエックできる。
③改善するための具体的な方策を提案できる。

④CEマーキング等の規格適合を実際に経験した者です。


*ESTCJ・サポートの内容とお問合せ
 サポート内容.
 お問合せ.

 

LVD,EMC指令等の整合規格が更新された時、何をしなけらばならないのか!

*CEマーキングでは、3年~5年で、整合規格が更新される。
この時、製造メーカは以下の作業が必要になる。


・廃棄期日までに、更新(変更)の内容が現製品が影響があるのかを、調べ、又は相談して、影響の有無を確認する。
・影響がある場合は、製品を修正すると共に、文書(技術文書と適合宣言書)も修正が必要である。
・影響がない場合は、製品の修正は必要ないが、文書の修正は必要である。


*下図に流れを示す。
図.整合規格が更新された場合の作業


 

機械のCEマーキング取得に、必須な指令は何か!

*機械を欧州に輸出するために、「機械指令だけでなく、該当する必須な適合指令は機械装置の機器の構成・環境などにより、追加される」。
・当然、機械指令の適合ももちろんのこと、これらの関係するEU指令も遵守しなければなりません。


*機械装置の「実装する機器・環境」により、追加される。
EMC指令など、他の指令にも適合が必須です
1.基本
・機械指令(MD)
・RoHS指令:大型固定機械は除外
2.電気電子機器を装備している場合
・EMC指令
・低電圧指令(LVD)
3.無線機器・回路を搭載している場合
・無線機器指令(RED)
4.その他
・圧力容器指令(PED):圧力0.5bar超機器
・防爆指令(ATEX):防爆環境で使用する機器
・医用機器規則(MDR):医用機器

図.機械のCEマーキングに必須な該当指令
・図.機械のCEマーキングに必須な該当指令


 

ロボットのCEマーキングにおいて、どの規格に適合しなければなないのか!

*ロボットは急速に成長している分野であり、すでに色々な業界で使用されている。それに伴い、ロボットの危険に対する基準が規格化され、規制化が進んでいます。


・ロボットのハザード(危険)と主な規格について、下に記載します。
ロボットのイラスト
ロボットに、潜在するハザード(危険)について

・主に(1)~()あります。

・これらのハザードに欧州CEマーキングでは、欧州CEマーキング評価および対処し、このハザードする必要のある評価および対処する必要のあるます。
(1)機械的ハザード:移動、速度超過、落下、鋭いエッジなどに起因する危険
(2)電気的ハザード:装置内の絶縁、熱効果、感電の危険性

(3)熱的ハザード:製品は、火災/爆発、火傷、またはその他の損傷を引き起こす可能性のある過熱の可能性
(4)EMC:外来ノイズでご操作しない、又、製品が発生するノイズにより、他の製品に妨害を与えない。
(5)振動:使用中に不要または過度の振動を引き起こす機械的な問題。これにより、ノイズが発生し、製品が損傷する可能性があります。
(6)放射線:システムとそのコンポーネントからの電磁放射は、安全で許容できると見なされる範囲内にある必要があります。
(7)材料/物質:配線、金属、液体など、ロボット内のコンポーネントに関連する環境に関連する危険性があります。
(8)人間工学欠如:ご操作防止など
図.ロボットに潜在するハザード
・図.ロボットに潜在するハザード


*ロボットの安全に関する主な規格の一覧を下表に示します。


・ロボットの企画・設計時点から、これらの関係する規格に適合するための設計をする必要があります。
ロボットの安全に関連する主な規格