世界展開のため、グローバル製品化は必須です!

*グローバル製品への近道はCEマーキング取得です


・「世界展開の製品」において、「機能向上」のみならず、「安全性・環境適合性」が必須になります。
上記の要求を満たす製品は「CEマークキング取得品」になります。
・「安全性」としてはLVD指令(低電圧)、MD(機械)、MDR(医療機器)など
・「環境適合性」としては、EMC指令、RoHS指令、WEEE指令など


*CEマーキング取得によるメリット


1.世界展開のブローバル製品化に役立つ
・CEマーキング取得において、必須な指令、適合要求規格は、国際規格(IEC/ISO)をベースに規制されている。
⇒各国の規格も同様にIEC規格を基に規制されているので、各国にも対応し易い。
2. 製品出荷後のトラブルが減少する。
・IEC、ISO規格などに適合しているので、製品安全面でリスクの少ない製品になる。
・また、EMC、RoHS、WEEE指令適合のため、「世界的要求の環境性対応」になる。

3. 商談時に有利になる:

・特に、海外の展示会での商談の可能性が高ります。(宣伝に使用できる!)

⇒CEマーキングを取得しているかで、商談の話がスムーズに進む
!商談時に取得していない時は、その時点で不成立の場合が多い。
4.アジア諸国他にも販売しやすい:
・欧州の「電源/周波数は230v/50Hz」であり、また、「アジア、オーストラリア、中東、アフリカなどの地域も同じで、CEマーキング取得製品は受け入れてくれる場合が多い。
⇒したがって、電気的な設計の変更が少なくなり、製品化がしやすい。
5.社内技術向上など
・御社の製品安全技術力の向上が図れる。
(製品安全技術、EMC対策、リスクアセスメントなど。)

・製品設計技術の知識蓄積、水平展開が図れる。
(技術文書の作成等により、技術資料が残り、今後の設計に有効利用できる。)


*CEマーキング取得のためには、下のような流れで、製品を開発をする。


*CEマーキング取得のながれとサポート内容

CEマーキング取得とESTCJサポート


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リチウムイオン電池の保護はどのような方策をすればよいのか!

 

*モバイル機器では、リチウムイオン電池を搭載した機器が多いので、「安全を確保するための保護方策」が必須になります。


・又、IoT機器においてもリチウムイオン電池を使用する機器は非常に多くなっています。それにともおなって、発火や発熱などの事故が多くなっています。(欧州、RAPEXサイト2020年度で、A社ノートPCのバッテリ過熱事故でリコールが公表されています。
そこで、この電池を「安全に使用するための保護する方策」が必要になります。


*主な安全保護方策は以下のようです。
1.使用する電池自身に保護機能がある。
 ・電池自体が電池規格に適合していること。
  ・具体的には下のような安全性確保対策
 a)熱(温度)ヒューズ
 b)内圧上昇で作動する安全弁
   C)ポリエチレン系セパレータ使用の場合、約125℃の融点を超えると閉孔し電流を遮断する自己機能

2.電池を搭載する側での保護方策
 (1)充電電圧と充電電流を使用する電池特性に合わせて充電制御する。
 (2)指定最高充電温度を超えた時は,充電を停止する 。
 (3)電池の温度が指定最低充電温度未満になっている場合は,電池の指定電流値に制限して充電する。
 (4)リチウム二次電池は,防火用エンクロージャを備える。
 (5)持ち運び機器では落下でも異常が起きない構造にする。
 (6)電池がショートしない構造。
3.電池パック、充電器での保護方策
 (1)温度異常検出
 (2)過充電防止
 (3)過放電防止
 (4)過大電流保護回路及び切断回路(ヒューズ)
*参考:
 (1)リチウムイオン電池故障の大半の内部短絡の要因
 ・高電流での充電、または低温下の高電流での充電・放電、または過充電、過充電の繰返し
 ・電極部への鉄粉や鉄粒子の混入
 ・腐食やセパレータ、シール等の劣化
 (2)その他のトラブル要因
 ・製造不良
 ・極端な誤使用
 ・取付ミス
 ・落下や外部での短絡
 ・設計不良


参考資料:IEC62368-1、附属書M