エコデザイン指令の対象製品は何か!


*エコデザイン指令とは


・エコデザイン指令は、エネルギーを用いる製品(家電製品、情報通信機器、産業製品など多くの機器)に対し、環境に配慮した設計を義務付ける枠組み指令です。
・更に、この指令に関連して、各製品についてエネルギー効率に関する個別規制があり、必須要件を定められている。→準拠要
・尚、CEマークの表示が義務付けられている


*エコデザイン指令(ErP)は多くの対象機器になっている
*該当していることを知らないで、販売した場合には、トラブルの可能性があるので、新規開発時点で、ErP対象の有無の確認が必要である


家庭機器だけでなく、事務用機器、または産業用機器が対象になっている。
  →ACアダプタ、充電器、モータ、トランスなども対象です。
・尚、ACアダプタなどは「市場監視の対象」になっている。

・注)日本では、ErP指令の対象製品と気がついていない製品がかなり有るようです。


対象機器、及び各個別規制の規制No!


・照明機器(EU) 2019/2020, (EU) 2021/341
・ローカル・スペース・ヒータ:(EU) 2015/1188 (EU) 2015/1185
・スペース・ヒータ :(EU) No 813/2013
・固形燃料式ボイラー :(EU) 2015/1189
・暖房機器、冷房機器 :(EU) No 2016/2281
・冷蔵庫、冷凍庫 :(EU) 2019/2019
・業務用低温貯蔵用キャビネットと関連機器:(EU) 2015/1095
・販売用冷蔵庫 :(EU) 2019/2024, (EU) 2021/341
・真空掃除機 :(EU) No 666/2013
・洗濯機、洗濯乾燥機 :(EU) No 2019/2023, (EU) 2021/341
・家庭用衣類乾燥機 :(EU) No 932/2012
・エア・コンディショナ、扇風機:(EU) No 206/2012
・電動式工業用ファン :(EU) No 327/2011
・換気装置 :(EU) No 1253/2014
・電子式ディスプレイ、テレビ:(EU) 2019/2021
・単純なセットトップ・ボックス:(EC) No 107/2009
・複雑なセットトップ・ボックス:EU自主規制
・調理用機器(家庭用オーブン、調理用レンジ、レンジ・フード等) :(EU) No 66/2014
・皿洗い機 :(EU) No 2019/2022, (EU) 2021/341
・ウォータ・ポンプ :(EU) No 547/2012
・サーキュレータ :(EC) No 641/2009
・変圧器(トランス) :(EU) No 548/2014, (EU) 2019/1783
*外部電源装置(ACアダプタなど) :(EU) 2019/1782
・コンピュータ、小形サーバー:(EU) No 617/2013 or (EU) 2019/424
・サーバー、データ・ストレージ製品:(EU) 2019/424, (EU) 2021/341
・イメージング製品(コピー機、プリンタ、スキャナ等)EU自主規制
・ゲーム・コンソールEU自主規制
・電動機(モータ) :(EU) 2019/1781, (EU) 2021/341
*家庭用やオフィス用の機器の待機電力:(EC) No 1275/2008, (EC) No 801/2013
・溶接機 :(EU) 2019/1784


*関連ページ
 ErP指令(2009/125/EC).

 便利リンクページ.(14)ErP(エコデザイン指令)でリンク.


「お問合せ」
・CEマーキングをサポートしております。
お気軽に「お問合せ」ページから、ご連絡下さい