ドローンを米国に輸出するために適合しなければならない規制!

*米国にドローンを輸出するためには、以下の規制や規格に適合しなければなりません。
アメリカへドローンを輸出する際には、主に「輸出管理規制」と、米国内での運用に関する「FAA(連邦航空局)の規制」の2つの側面で、適合すべき重要な規制があります。
(1). 輸出管理規制(日本からアメリカへの輸出)
安全保障上の理由から、日本政府が輸出を管理する規制です。
 ・日本の輸出管理規制: ドローンは軍事転用される可能性がある「デュアルユース(軍民両用)」品目に分類されます。
そのため、日本の外国為替及び外国貿易法(外為法)に基づき、経済産業省の許可が必要となる場合がある。

 -リスト規制**: ドローンの性能(ペイロード、航続距離、速度など)が一定の基準を超える場合、輸出許可申請が必要です。
 – キャッチオール規制: リスト規制に該当しなくても、輸出先やエンドユーザー(最終的な使用者)が軍事用途であると判明した場合、経済産業大臣の許可が必要となる。
(2). アメリカ国内での運用に関する規制
 アメリカにドローンを輸出して販売する場合、現地の運用者がそのドローンを合法的に使用できるように、製品自体が以下の規制に適合している必要がある。
*FAAによる登録(Registration):

 – 重量が250gを超えるすべてのドローンは、FAAに登録する必要があります。
 – 製造者から提供される情報(モデル名、シリアルナンバーなど)が登録プロセスに必要です。
 *リモートID(Remote ID):

 ・ 2023年9月以降、アメリカで運用されるほぼ全てのドローンは「リモートID」機能を持つことが義務付けられています。これは、ドローンの位置、高度、速度などをリアルタイムで地上に送信する機能です。
 ・ 日本の製造者が輸出するドローンも、このリモートID機能を内蔵し、FAAが認可したDoC(Declaration of Compliance:適合宣言書)を取得している必要がある。このDoCがないと、ドローンはアメリカで合法的に運用できません。
(3)その他の、安全ドローンの安全に関する規格(FCC/UL)
アメリカ市場でドローンを販売・使用するために、FCCとANSI/ULへの適合は必須です。

(4)「米国内製ドローン」を優遇する政策

* 近年、アメリカ政府は、安全保障上の懸念から、特定の外国(特に中国)製のドローンに対する規制を強化している。
* これは、政府機関が特定の外国製ドローンを調達・使用することを制限したり、国内産業を育成するためにアメリカ製のドローンを優遇する政策(例:Executive Order)として現れている。日本のドローンは中国とは別の扱いされるかもしれないですが、米国政府が国産ドローンを優先する傾向があるようです。

 

EU,ドローン規則はどのような内容か!

*EUのドローン法令(EU) 2019/945は、欧州連合におけるドローン(無人航空機:UAV)の運用に関する規則と要件を定めている。
・EU 2019/945(unmanned aircraft systems and on third-country operators of unmanned aircraft systems)


*主な規定の内容は下記です


・本規制は、ドローンの欧州空域への安全・安心な統合を確保するとともに、ドローン産業の成長を可能にすることを目的としている。
・ドローンのカテゴリー分類:その重量と使用目的に基づいて3つのカテゴリーに分類される。Open、Specific、Certifiedの3つです。
ドローンの登録: 重量が250グラムを超えるドローンは、関連する国の航空当局に登録する必要がある。
ドローンの識別要求: すべてのドローンには、トレーサビリティとアカウンタビリティを容易にするため、固有の識別番号を付ける必要がある。
遠隔地での識別: 特定および認証カテゴリーのドローンは、飛行中に当局が識別できるように、遠隔識別のためのシステムを装備しなければならない。
運用上の制限: すべてのカテゴリーのドローンに、最大高度や操縦者からの距離など、運用上の制限がある。
コンピテンシー要件: 特定カテゴリーおよび認定カテゴリーのドローンの操縦者は、操縦者証明書およびリモートパイロットライセンスを保有している必要がある。
技術的要件: ドローンは、制御や電源が失われた場合のフェイルセーフ機構を備えているなど、一定の技術要件を満たす必要がある。
賠償責任と保険: ドローンの操縦者は、第三者への損害をカバーするための賠償責任保険に加入する必要がある。


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ドローンはEMC指令、RED指令などの適合が必要です!

ドローン
*EUでは、ドローン(Unmanned aircraft systems)に関する「ドローン規則」が発行されている。
・規則 (EU) 2018/1139 :民間航空の分野における共通規則、欧州連合航空安全機関の設立、および規則改正
・規則 (EU) 2019/945:無人航空機システムおよび無人航空機システムの第三国のオペレーターについて


*ドローン規制では、「EMC指令、RED指令などへ適合」が要求される!
・規則 (EU) 2018/1139の(29)に記述。
・尚、整合規格は開発中のようですが、現在、下の規格で評価しているようです。


*EU内EMC試験所では下のEMC規格により、評価しているようです。
 a)EMC(2014/30/EU): EN 55032 & EN 55035
 b)RED(2014/53/EU): EN 301-489-XY(XYは無線の種類で異なる)


*関連ページ
EN 55032.
EN 55035.
EN 301-489-1.


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