*「機械規則における適合のステップ」は6つです。
1.「機械規則」に該当の確認
製品が機械規則の対象となるかどうかを確認する。
(機械規則の適用範囲・定義により、確認する)
2.「適合評価モジュール」の決定
機械規則の附属書Iにより、モジュール(適合評価方式)が定められており、適切なモジュールを選択する。
(EU認証機関(ノーティファイドボディ)による評価や試験を受ける必要があるモジュールもある。)
3.「整合規格」の選択
機械規則に定められた整合規格の中から、製品に該当する規格を選択し、特定する。
(製品により、複数の規格が該当する場合がある。)
4.設計・製造
a)機械規則の附属書 III 「必須の健康および安全要件」に従って、チェックし、対応する。
b)リスクアセスメントの実施し、リスクを低減し、結果を記録する。
c)機械規則の整合規格の要求に従って、設計・製造を行う。
d)機械規則だけでなく、製品に関連する他の法律(EMC、RoHSなど)の整合規格の要求に従って、設計・製造を行う。
e)機械の取り扱い説明書、の作成
f)選択モジュールに従った品質管理システムの構築と実施
g)銘板(CE マークなど)を貼付
5.試験とエビデンス資料のまとめ
a)モジュールに従った各種試験・検査の実施
b)テストレポート、リスクアセスメント結果などのエビデンス資料を確保する。
6.技術文書及びEU適合宣言書の作成と保管
a)技術文書は附属書Ⅳの内容による作成
b)EU適合宣言書は附属書Ⅴの内容による作成
*関連URL
・機械規則(原文):(EU) 2023/1230 ).
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