EU、AI規制(人口知能)法を採択!

*「EU AI Act」と呼ばれるAI規制(人口知能)法を採択しました。
・生成AIに対する規定が含まれている
・2023年6月14日採択

・賛成499票、反対28票、棄権93票
・施行は2024年以降となる見込み


*規制対象は、AIの「プロバイダー」、AIの「ユーザー」(自然人、及び法人)


*規制の対象
1. EU域内に、AIを市場投入、または稼働させるプロバイダー
(EU域内に拠点を有するか、EU域外に拠点を有するかを問わない)
2. EU域内に所在するユーザー
3. AIシステムにより生み出されたアウトプットが、EU域内で利用される場合における、EU域外のプロバイダー、またはユーザー


*「生成AI(ChatGPT など)」含まれる。
・AIを使って作られた文章や画像、音声などは、AIで作られたことを明示し、またAIに学習させるために著作権で保護されたデータを利用した場合は、公表するなど、「透明性の義務」が課される。


*禁止のAIは
・AIをリスクに対応し、4つのグループに分類。
・もっともリスクの高い、「許容できないリスクのAI」は基本的な人権を侵害するとして利用が禁止される。
・具体例は、公的機関による人々の信用度評価や分類、公共空間で人々を監視する目的などで、顔認証の技術に使われるAIなどが対象となる。


*罰則
・最高3000万ユーロ(約39億円)あるいは違反した企業の売上高の6%の罰金が科される。


*関連ページ
 ・AI(人口知能)規則を提案